日本IPT研究会
Japanese Academy for IPT(JAIPT)

患者様・ご家族の方

お知らせ

抗がん剤の副作用にお悩みの方、
がん治療と仕事・日常生活の両立に不安を感じている方へ。

がん治療では、抗がん剤による副作用や体力の低下により、「治療を続けるのがつらい」と感じる方も少なくありません。特に、仕事をしながら治療を続けたい方や、薬剤アレルギーの方、体力面・年齢面から治療負担をできるだけ抑えたい方にとって、治療方法の選択は重要な課題です。

そうした中で、体への負担に配慮しながら治療を続ける方法の一つとして注目されているのが、低用量抗がん剤治療の一つであるIPT療法(インスリン増強療法)です。

ここでは、IPT療法(インスリン増強療法)の仕組みと特徴についてご紹介します。

IPT療法とは(引用元:https://cem-clinic.com/ipt/#about)

Insulin Potentiation Therapyの略で、血糖値を下げるホルモンであるInsulin(インシュリン)を使い薬剤の細胞への透過性を高める方法です。この機序を抗がん剤の投与でも利用し、点滴療法で効果的にがん細胞にアプローチします。

  • インスリン増強療法/対象低用量(IPT/IPTLD®)は、ドナート・ペレス・ガルシア博士の商標であり、特許取得済みの手続き(米国特許#4,971,951)です。
  • IPTを行う医療従事者は、ドナート・ペレス・ガルシアによるIPT/IPTLD®のトレーニングコースを修了し毎年行われる学会に参加し個々の認定資格を受ける必要があり、日本で受けられる施設は限られています。
インスリンの役割
がん細胞の薬剤透過性を高めるため、また、細胞増殖のS期(DNA合成期)の数を増やす働きのため、抗がん剤を低用量(標準治療で使用される抗がん剤量の約10分の1の量)で有効にきかせることができます。
低用量抗がん剤で効果が期待できる理由
インスリンの働きを利用することで、少量の抗がん剤でも効率的に作用させることが可能です。
がん細胞を叩いた後、再び増殖し始める隙を与えず、がん細胞を抑えることができるのが特徴です。
また、複数の抗がん剤を併用できるため、多様ながん細胞に対しても治療の選択肢が広がり、効果が得られる可能性が高まります。
1回あたりの投与量が少ないため、吐き気や脱毛といった副作用はほとんど見られず、血球減少などの身体的負担も大幅に軽減されます。

IPT療法|低用量抗がん剤×インスリンのメリット(引用元:https://cem-clinic.com/ipt/#feature)

副作用の軽減
使用薬剤や投与量、通院頻度は、患者さまごとに個別に判断し、なるべく抗がん剤の使用量を抑え、必要に応じて効果的な薬剤に変更しながら治療計画を検討します。
QOL
(生活の質)
の維持
辛い副作用で体力を消耗することなく、体調や生活への影響に配慮しながら、治療継続の可能性を検討します。
多様ながん・
ターゲット
に対応可能
高齢の方、体力低下がある方、これまでの治療で副作用が強かった方でも適用となります。ステージが進んで進行がんであっても、負担を少なく普通に生活できるようになります。
耐性化へ
の対応
少量の抗がん剤を頻回に投与することで、がん細胞が壊れる際に放出される抗原が免疫系に認識されやすくなり、がんに対する免疫反応が促されます。
精神的負担
の軽減
病状、がん種、病期、治療歴、全身状態、ご希望を踏まえ、治療内容を個別に調整します。

治療の流れ(引用元:https://cem-clinic.com/ipt/#flow)

  1. ご予約

    希望施設にカウンセリングのご予約日程をご相談ください。

    ※カウンセリングを有意義なものにするため、ぜひ、奥野幸彦医師著「副作用の出ない抗がん剤治療法 IPT」をご一読ください。

  2. カウンセリング

    CTC検査(循環がん細胞検査)による薬剤選定も可能です。
    治療開始の際は、効果判定に必要な採血、CT、レントゲン、PET検査等受けていただき、治療開始日を決めます。

  3. 治療実施

    IPT療法は、基本、外来治療となります。
    当日は朝食を摂らず、軽食をご持参の上、来院ください。

    【治療時間】2時間

  4. 経過観察とフォローアップ

    定期的な検査(採血・画像)と症状の変化に基づき、最適な治療プランをご提案します。

    判定の目安
    週1回の点滴を継続し、約2ヶ月ごとに効果判定を実施します。
    早期改善時
    腫瘍の消失やマーカーの正常化が確認できた際は、治療頻度を検討します。
    長期共存時
    進行が抑えられ病状が安定している場合は、QOL(生活の質)を重視し、経過を見守りながら点滴の間隔を調整していきます。

よくある質問(引用元:https://cem-clinic.com/ipt/#qa)

低血糖のリスクはありますか?
医師・看護師が治療中のご様子を十分に観察しながら対応しており、またベッドに横になった状態で治療を行うため、これまでJAIPTによる治療で低血糖により重大な問題が生じたことはありません。
ただし、まれに低血糖に伴うふらつき、冷汗、動悸、気分不良などがみられる可能性があります。
症状があった場合には速やかに対応いたします。
保険は適用になりますか?
自由診療の為、保険の適用はありません。
他の病院に通いながら受けられますか?
はい、可能性です。
現在受けている治療内容や主治医の方針、病状の進行度、全身状態を踏まえたうえで、患者様の意向を尊重し治療を検討します。
カウンセリングの際にご相談ください。
副作用は全くないですか?
IPT療法は、副作用に配慮しながら治療継続を目指すもので、これまで大きな副作用が起きた例はありませんが、以下の症状が出る場合があります。
  • 低血糖に伴うふらつき、冷汗、動悸、気分不良
  • 使用する抗がん剤に伴う副作用
  • 点滴時の血管痛
  • アレルギー反応
治療に際しては、患者様1人1人の現在の病状や治療方針を踏まえ検討します。

日本IPT研究会について / 認定医の紹介

日本IPT研究会(JAIPT)会長 奥野 幸彦

東京大学工学部卒業後、大手電機メーカー(三菱)に入社、マイクロ波の研究開発などに従事するが、医師を志し同社退社。大阪大学医学部に学士入学し1977年に卒業。

大学病院、市民病院、救急病院などの勤務を経て地域医療の中核施設として、外科・内科・産婦人科を備える奥野病院を開院。深刻な無医村問題の解決の糸口に高知県での開院を経て、性に関する課題をもつ方のために2000年ジェンダークリニックを開院。2017年には八重洲セムクリニックを開院する。 現在も、世界の医療機関の研修や研究に参加し、新しい医療を常に目指し、世界基準での治療を視野に入れた活動に力を注ぐ。
IPT日本代表Dr.Donatoより認定されたインストラクター(指導者)として、日本IPT研究会にて現在会員の医師と研究および検討会等活動を行う。

  • インスリン増強療法/対象低用量(IPT/IPTLD®)は、ドナート・ペレス・ガルシア博士の商標であり、特許取得済みの手続き(米国特許#4,971,951)です。
  • IPTを行う医療従事者は、ドナート・ペレス・ガルシアによるIPT/IPTLD®のトレーニングコースを修了し毎年行われる学会に参加し個々の認定資格を受ける必要があり、日本で受けられる施設は限られています。
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